IHI社長に斎藤副社長が昇格 釜氏は会長に

IHI(旧石川島播磨重工業)は20日、斎藤保副社長(59)が4月1日付で社長に昇格する人事を発表した. 5年務めた釜和明社長(63)は代表権のある会長に就く. プラント工事の失敗などで2007年3月期に大幅赤字に転落したIHIは、07年4月に社長に就いた財務畑の釜氏の下で収益改善を進めてきた. 収益基盤の強化に一定の道筋がついたとみて、技術系の斎藤氏にトップを譲る. 現在の中期経営計画を1年残しての社長交代となる. 斎藤氏は08年から10年まで航空宇宙事業の本部長を務めた後、生産現場の競争力強化に社内横断的に取り組んできた. 斎藤氏は20日の記者会見で、「資源・エネルギー事業には大きなビジネスチャンスがある. そこを伸ばすことがIHIを成長路線にのせる大きなポイント」と抱負を述べた. コール オブ デューティ ブラックオプス