重慶市トップを解任、後任に副首相 副市長

中国共産党は15日、重慶市トップの薄熙来(ポー・シーライ)・市共産党委員会書記(62)を解任する、と発表した. 理由は明らかになっていないが、同市の王立軍・副市長(52)が四川省成都の米国総領事館に駆け込んで取り調べを受けた事件の監督責任を問われたとみられる. 後任は張徳江(チャン・トーチアン)・副首相(65)が兼任する. 故薄一波・元副首相を父に持つ薄氏は党政治局員で、秋に世代交代する予定の最高指導部入りが有力と見られていた. 今後、どのような処遇をされるかが注目される. 薄氏は2007年、商務相から重慶市書記に就任. 08年、かつての側近だった王氏を重慶市公安局党委副書記に引き抜き、マフィア一掃運動「打黒」を主導した. しかし王氏は先月6日、米総領事館に逃げ込んだ後、党の調査部門に身柄を引き渡されて取り調べを受けている. 党は15日、王氏も解任し、後任に青海省の何挺・副市長を充てることを発表した. メレル女性のサイレンXCR