2人の「妄想」、現実に マラソン藤原支え

藤原には、「この人がいなかったら五輪に行けなかった」と語る練習パートナー... 藤原には、「この人がいなかったら五輪に行けなかった」と語る練習パートナーがいる. 東京都内でスポーツショップを経営する土門広さん(45)だ. ロードレース用の自転車に速度計、全地球測位システム(GPS)付きの時計、専用の靴、ヘルメット、サングラス. これが土門さんの練習装備だ. さらに、背中にiPadをつけて藤原選手の姿を撮影し、フォームの分析にも協力している. 2人が五輪へ向かうきっかけは昨年10月、インターネットの交流サイト「フェイスブック」だった. しばらく連絡が途絶えていたが、土門さんがフェイスブックで藤原を見つけ、「ご飯でも食べよう」と誘った.